カンボジアはコンポンチュナン焼きという陶芸が有名です。コンポンチュナンは地名で、その地方のちいさな村で作られています。コンポンチュナン焼きはプノンペン市内のAEONモールやお土産店にいつでも置いてあるので、見たことがある方が多いのではないでしょうか。
今回は大人の社会科見学♪ コンポンチュナン焼きを製造している村の工房をめぐる旅へ。
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さぁ出発〜!今回お願いしたドライバーさんについてご紹介。
朝の8時に、ボンケンコン市内にある自宅アパートから出発!今回お願いしたドライバーさんは、パンニャさんというカンボジア人で日本語ガイドもできるドライバーさん。気さくで安全運転だし、車も乗り心地がよいのでお子様のいるファミリーにもおすすめです。
(彼のfbですが、Phnom Penh Panha で検索してみてください。)
コンポンチュナンの場所
目的地のコンポンチュナンにある工房は、プノンペン中心部からは95キロくらいの場所にあります。コンポンチュナンの市街地からは10キロくらい離れた田舎です。
Google Mapでは2時間半で到着できると表示されますが、実際には道路工事や渋滞があって、もう少しだけ時間がかかります。
村の中の小さな工房
陶芸の村に入ると、舗装された道路から赤い土の道も。
道路からも倉庫の中に焼き物が積まれているのが見えます。
貯金箱?
これ貯めるの100年くらいかかりそう。
一番大きいのに至っては、1000年くらいかかりそう。
世界でここでしか見れないかも?!斬新な製造手法
目的地の工房がちょうど昼休憩でフェンスが閉じられていたので、ドライバーさんが近くにあるちいさな工房に連れていってくれました。
牛さんがお出迎え?
突然ですが(笑)、ろくろをイメージしてみてください。
コンポンチュナンでは、ろくろは回すものではなくて回るもの。笑
名付けて
『The 人間ろくろ』
リズムよく壺を整形しながら自分で回っている姿も見せてくれました。
何周も何周も。同じスピードでまわります。すごい!
これってふつうにろくろを回すより高度な気がする。
なかなか驚きなので、再生してみてください。↓
さらに注目は左手!
この工程では壺のサイド部分しか作れないので、底の部分は木の棒で叩いてつくります。
さらに工房の奥では、カンボジアの生活では必須の七輪のようなものが作られていました。
出荷?
荷台にぶたちゃんが乗せられているのが何とも。。。
陶芸といえば焼き窯や、ゆう薬でその出来上がりが変わってしまいます。この家族は貧しくて、自分の工房には窯がないようで、レンタルさせてもらって使っているそうですが、高いのでなかなか使えないそう。
少しお土産を買わせてもらったら、これはプレゼントって言って倍ぐらい袋に詰めてくれました。
大盤振る舞いw
↓購入したものの一部。自宅に飾ってみました写真です♡
コンポンチュナンの村の暮らし
村では昔ながらのカンボジアの暮らしが見られます。
高床式のお家の中も見学させてもらいました。
キッチン。
コンポンチュナンで一番大きい工房、Kampong Chhnang Pottery
工房「Kampong Chhnang Pottery」でつくられた商品は、空港やお土産屋などでも売られています。
お店で見たことのある、いろいろなブランドの製品を作っているようです。
この工房での技術ですが、日本の陶芸家から技術を教わって伝承されているそう。
日本からインターンの方も来たりしているみたいですね。
以前は陶芸体験などのワークショップなども行われていたそうなので、コロナが落ち着いたらいつか体験してみたいな。
焼き窯。大きいですね。
商品になるお皿の底部分のやすりがけをしていました。
商品は買うことができますよ。
ここではお皿と小物入れ?みたいなものを購入しました。もちろんお店で買うよりも安いです。
でも考えたら、ここにはいつでも同じ商品があるわけではないので、運命みたいなものを感じますね。
さいごに。最近購入したカンボジアの他の雑貨も写っていますが、、わたしの購入品です。
お皿と器。
すこし重めですが、我が家の食卓で活躍してくれています。ナイスチョイスだったと思います。